事業内容

(公6)人類の基本問題である遺伝学の健全な発展に寄与した研究の表彰及び助成並びに講演会の開催

人類にとって基本的な命題は遺伝学の健全な発展であります。 遺伝子組み換え等の手法は莫大な利益を人類にもたらす反面、細菌兵器等は人類の敵とも言える両刃の剣でもあります。従って当会ではその取り扱いには細心の注意を払っております。

遺伝学振興会は、人格高潔な学識経験者5名以内の専門委員のご指導のもと、極めて厳格な選考を行います。

日本遺伝学会、日本育種学会、日本分子生物学会それぞれの役員各5名を無作為に選出し、専門委員と合わせ20名以内の選考委員の毎年1月の推薦(自薦可)及び「遺伝」誌上の当会公募に応募した推薦状を選考委員全員に送付し、3月末までに郵送による投票を実施し(自投票は無効)、選考委員の過半数獲得者を大賞受賞者と決定、有効投票5票以上の獲得者を奨励賞受賞者と決定します。

但し、「科学は人類の幸福増進のためにあり、細菌兵器等遺伝学の悪用には反対することを声明する」旨の声明文に署名を行うことが不可欠の条件となります。

大賞受賞者及び奨励賞受賞者に対し研究助成金を5月に贈呈し、大賞受賞者による講演会を浜松において開催する他、講師の都合がつけば全国の大学数カ所にて開催します。(過去、利根川進氏の場合には九州大学、京都大学、遺伝学研究所、筑波大学、慶応大学の計6カ所でした。)


第10期(2022年9月1日~2023年8月31日)は、京都大学農学研究科植物栽培起原学分野の寺内良平教授が奨励賞を受賞され、研究助成金1,000万円を贈呈致しました。


※(公6)の事業は、不特定多数を対象とします。

※要項はこちら「遺伝学大賞・奨励賞推せん公募」をご覧ください。

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